カテゴリ: 月夜のまちライブラリー
大いなる夜
たとえ虫のような小さな存在であっても、それが近くにあれば大きく見えます。 それが遠くなればなるほど小さく見えるようになり、また、鮮明さも薄れ霞んできます。 ところが、こらは大気のある狭い地上世界だけの常識。 一歩、地球大気圏の外を見れば、何万光年 ...
本当の夜を探して
「夜空を眺めている人が、心を奪われ、悠久を感じ、美しいと口に出すには、一度に450個の星が見えている必要がある。この数は適当に挙げたわけじゃない。夜空が三等級の光より薄暗くなったときに見える星の数なんだ。だから、都会で十数個の星が見えたくらいでは、誰も興味を ...
水に浸かった木を拾い上げて焚き火をする話
強烈な印象を残している話があります。藤原の山奥で、沢を流れる水の中から拾った木で火を焚きつける技術のことです。イメージ画像です。文中の方法の画像ではありません。あまりにも思いがけないことで、濡れた木で火を起こす記憶のイメージだけが頭に焼き付いてしまって、 ...
意識したものだけが実体と勘違いする人間
野生のタヌキと、 われわれ人間に同化した俚と、 あなた方人間の違い それを説明するときの大事なポイント。 生命に共通の痛い、悲しい、苦しいなどの感情、空腹感、満腹感、母子愛、ライバル意識などの感覚と、人間固有の自我、自意識を伴う思考との違い。これが意外 ...
フリーエージェント社会の到来
われわれ #月夜野タヌキ自治共和国 の生き方に、最も近い人間の生き方は、#フリーエージェント 型社会といえるかもしれません。 固定した組織は持たず、その時々の必要に応じて、絶えず新しいプロジェクトを組んでいくような関係です。 もしも多少、志(こころざし)が同じ ...
「勝つこと」より「生き残ること」が優先の自然界
大自然の野生動物の世界は、弱肉強食で食うか食われるかの野蛮な世界かのように思われがちですが、同属同士で戦争、人殺しの絶えることのない人間界に比べたら自然界は、はるかに互いに助け合う知恵に溢れた暮らしをしています。なぜなら、同属同士で戦い仲間が傷ついたり死 ...
システムに埋もれていく人間から生命主体を取り戻す
これほど現代に強烈な問いを投げかけている本もないのではないだろうかと、改めてその価値を感じる一冊です。 #緒方正人 #チッソは私であった 水俣でチッソと先頭に立って闘い続けてきた著者が、そこには「責任主体としての人間が、チッソにも政治、行政、社会のどこに ...
タヌキと大差のない人間の自我
長い年月を経て人間に同化してきた吾々俚(タヌキ)からすると、人間の知性の進化には敬服しつつも、あらゆる生命活動の土台である意識の介在しない自律神経系の活動をあまりにも軽視していることが、どうにも納得できません。 フロイトやユングの潜在意識とかではな ...