今宵は旧暦の十三夜、旧幣なれどお月見の真似事に団子をこしらへてお月様にお備え申せし、これはお前も好物なれば少々なりとも亥之助に持たせて上げようと思ふたれど、亥之助も何か極りを悪るがって其様な物はお止なされと言ふし、十五夜にあげなんだから片月見に成っても悪 ...
カテゴリ: 月暦
なにごとのおはしますかは知らねども
なにごとのおはしますかは知らねどもいつも西行のこの冒頭を部分を心においています。 歴史を調べるのはとても面白いけど、みんな神さまの名前や、神社の拝殿、本殿にこだわり過ぎではないかと。 本来、神さまは、その名を口にするのもはばかるほどのサムシンググレートで ...
「日待月待」究極の瞬間
庚申信仰などでは、「日待月待」という表現があります。私はそれを単純に、「日待ち」とか、「月待ち」とかを大切にする、楽しむといった意味と理解していました。子持の眠り姫が受胎する瞬間 月が眠り姫のお腹に吸い込まれると、程なく東の空から朝陽が昇ってきます。 と ...
晦日詣(みそかもうで)・大晦日
あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、晦日詣とは、新月の前の晦日の日にお参りをする習慣のことです。 新月とともに晦日は月の出ない日ですが、大事なのは太陽と月と地球が一直線に並び互いの引力の影響が、満月の日とともに最も強くなる日です。昔からそのような日に ...
今年は月暦と太陽暦の相性も良い時代の節目
旧暦を公用暦としている月夜のタヌキ共和国では、西暦2022年2月1日が新年となります。西暦の1月2日が晦日で、1月2日が新月。陰暦1月1日と西暦2月1日が月遅れで重なります。このような太陽暦と月暦が近く重なる区切りの良い年は、ケジメをつけるのにはちょうど良い気がしま ...
同じ月を見ている
「同じ月を見ている」 よく出てくる表現ですが、とても素敵な言葉です。 別居で暮らしている相方と今日も同じ月を見ている。 遠くに暮らす友人と、いまこの瞬間も同じ月を見ている。 同名の歌もいくつかつくられているようです。 ところがこの言葉、ほとんど意 ...
雨が降っても見れるお月さん
今日は、ずっと雨がぱらつく天気。ところが外を見たら、なんとまん丸お月さん。月暦 長月十五夜(2021/10/20)月齢 13.7 毎度のことながら、わが家の屋根の上を境にして、太平洋側気候と日本海側気候に分かれています。雨や雪が降っているからといって、月が見えないとは ...