「月夜のタヌキ」プロジェクト

物語のいでき始めのおや 〜月夜野アーカイブ〜

「物語のいでき始めのおや」とは、源氏物語のなかにでてくる竹取物語のことを指したことばです。わたしたちは、「月(ツキ)」と「運」だけで勝負できるまち月夜野から、たくさんの物語の生まれるこの地の風土を発見し、また育てていくことを目指しています。 (「みなかみ〈月〉の会」と「月夜のタヌキ会議」による共同ブログです)

カテゴリ: 月暦

今日は新月。

星空がとても綺麗でした。

通常、新月の日は月が出ないためホタル観賞には最高の日なのですが、
だいぶ私の目が闇夜に慣れてきたこともあり、
星空が輝いていると月はなくても周囲の景観はかなり明るく感じます。

本当の闇の深さを感じるのは、雨の日や厚い雲が覆っているような夜のみです。

もうホタルのピークは過ぎたものの、まだまだたくさん見ることができます。


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今日は、板橋から来て湯沢泊まりだという方に同行しました。

考えてみれば、夕方に東京を出て新幹線上毛高原駅についてすぐに見れるこのコース。

田んぼの脇道を通り抜け、お寺の境内横を通り、

池の横を通り抜け、緩やかな山道を登り、

行燈の明かり、月やホタルの短歌や俳句を見ながら、

数カ所のホタルの生息域を通り、

目を凝らせば、ごく一部の人はクロマドホタルも発見し、

沢沿い、池沿い、田んぼ沿い、林沿いをおよそ2キロ歩くコースです。

最奥部の保護地に飛ぶホタルの幻想的な景色には、しばらく見惚れていました。


新幹線で来た方には、またすぐに乗車して湯沢温泉(もちろんみなかみの温泉でも)でも、

東京へでも、気楽に帰れるとても贅沢なコースです。




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およそ2キロある全行程の4分の1くらいを占める行燈の飾られたコースを

遠くから来られた方に同行して、ゲンジホタル、ヘイケボタルの違いや、

月の話、月夜野の地名由来の話や行燈に書かれた歌の説明などをします。


時にはプラーベートのことにも話しが及びながらも、

暗闇で互いの顔はぼんやりとしかわからないまま、

ガイドではなく地元の住民として、

つかの間の楽しいひと時を過ごさせていただいて別れます。


これも、来場者のピークが過ぎた9時過ぎにいつも行くからできること。


やりたかったのは、こういうことだよ。
 

今日は旧暦の卯月八日です。
この日、赤城山へは、
東の黒保根ルート、南の伊勢崎、前橋ルート、西の赤城村ルート
それぞれから若者たちが山頂目指して登りました。

地蔵岳の信仰などとともに先祖供養がされたようですが、
山の神を里へ迎え入れ田植え作業に入る節目の日だとも。

現在ではすっかり消えてしまった習慣ですが、昨年からその実態はまだ調査中。



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  月齢 6.6

 

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月齢 14.0

現代の都会暮らしでは気づくことがないかもしれませんが、
目に一丁字もない人というのが、田舎にはいます。
 
そういう人がいる限り、私たちは多少なりとも正気を取り戻すことができる。

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