月夜のタヌキ会議って、どんな会議? 私たちの会議は、同質の仲間だけで構成されたサルの群れの中のメンバーが集まって、同じ共同体の利害を調整するような会議とは、まったく異なります。 われわれの方の会議は、基本的に家族単位で暮らす、それぞれ独立した仲 ...
カテゴリ: 月夜のタヌキ会議
「勝つこと」より「生き残ること」が優先の自然界
大自然の野生動物の世界は、弱肉強食で食うか食われるかの野蛮な世界かのように思われがちですが、同属同士で戦争、人殺しの絶えることのない人間界に比べたら自然界は、はるかに互いに助け合う知恵に溢れた暮らしをしています。なぜなら、同属同士で戦い仲間が傷ついたり死 ...
蛭(ヒル)料理の商品化計画
ヤマヒルの被害地域が拡大し続けています。 ヒルで困っているのは、人間ばかりではなく、われわれタヌキも同じ。 もっぱら被害地域を拡大させている原因は、野生動物の仕業と言われてますが、もともと里で暮らしているわれわれタヌキが山からヒルを運んでいると思われる ...
国土も政府もない国は、決して絵空ごとではない。
#月夜野タヌキ自治共和国 が、国境のない、議会や政府もない国だというと、まったくの絵空物語かのように思われますが、実際にそのようなスタイルで1800年以上もの間、軍隊も持たずに存在し続けた民族がいます。 ユダヤ人です。 国土も政府もないまま、アイデンティティ ...
必ず訪れる「死」をどう受け入れるか
人は誰でも間違いなく死にます。 新型コロナへの社会の対応の仕方は、死の迎え方というものを、私たちに問いかけた大切なものがあると思っています。 ところが現代医療は、当然のことながら死は限りなく遠ざけることこそを使命としています。 避けることの出来ない死を ...
ブレヒトを肴に飲める店が欲しい
#みなかみ町 #月夜野 には、チェーホフ やブレヒトを得意とする劇団「東京演劇集団風」https://www.kaze-net.org/top の拠点があります。 毎年、地元での公演を行なっていて、毎度楽しみにしているのですが、変則的な私の仕事との折り合いがいつも悪く、未だ見る機会 ...
月夜野タヌキ自治共和国 独立の趣意書(改訂案)
われわれタヌキは野生動物のなかでも、神代のむかしからずっと、人里の近くで暮らしてきました。(よって里の近くで暮らすケモノという意味で「狸」と書きます)ところが、明治末・大正時代の頃から、人間界の津々浦々に明かり(電灯)が灯り始めて、(注1)人間の暮らしぶ ...
月夜野タヌキ 7つのオキテ
月夜野タヌキ自治共和国と月夜のタヌキ会議は、 お察しの通りきわめて妖しい組織です。われわれは長い歴史を経て幕末・明治の頃から、一部の先進的タヌキにより人間界への同化をはかるようになりだしました。しかし、統率の利かないわれわれの世界でも、劣化しだした人間へ ...
動物の見ている世界もこんな感じ 〜チームラボの境界のない世界
月夜野タヌキ自治共和国は、人間界ではなく自然の側に軸足をおいているので、「境界のない世界」に生きています。それは、「言葉」や「概念」によって分断されていない自然の姿であり、誰かの「所有」によって分断されていない社会でもあります。自然界の生き物たちの見てい ...
謹賀新年。「月夜野タヌキ自治共和国」独立の年
というわけで、皆さま あけましておめでとうございます。 旧暦を公用暦とする月夜野タヌキ自治共和国は、今年度、正式に独立をいたします。 とはいうものの、長い歴史を経て人間界に同化してきた吾われ俚(狸ではない)の世界の話です。まだ野生の矜持は保っているので、 ...