月齢26.2 ...
カテゴリ: 月夜野百景
小正月こそ新年の祝いの盛り上がるとき
旧暦では、元日よりも小正月の15日の方が様々な祝いごとを行っていました。しかも、前日の夜から始まる行事が多い。 現代では馴染めない感覚かもしれませんが、イスラム文化圏やアジアからすればこれは普通のことです。 その第一の理由は、一日の始まりが午前0時か ...
園芸品種にまさる野の花
萩が咲き始めた。 野の花ばかりでなく、園芸品種の花が身の回りに豊富に出回りだしたのは、おそらく江戸時代あたりからでしょう。 人の努力によって楽しみのバリエーションが増えることは素晴らしいことですが、古歌をひくまでもなく、暮らしと自然との一体感 ...
神社は、ご祭神よりも空間にこそ意味がある
神社の話を人とすると、そこの御祭神は何ですか?とよく聞かれます。 最近では、どちらかというと若い人たちの方が、こうした聞き方をしてくる人は多い気がします。 そうした質問自体は当然のことなので、何も間違った質問ではないのですが、地元の月夜野神社などは、明治時 ...
「ツキ」は、神と人と心の依代ということのスケッチ
例年だと年末は、大抵ワーグナーを聴くことが多い。第九ではなく、ワーグナー。FMで流れるバイロイト音楽祭を楽しみにしていることもありますが、それ以上にもっぱら「ニーベルングの指環」と決まっている。ところが昨年末は、それが出来ませんでした。諸々の事情でそうなっ ...
二十三夜。下弦の柿!
今日は、二十三夜で下弦の月。 秋の風物として、 ただ柿の実を月と一緒に入れて写真を撮ったのですが、 あとになって、柿の実が、月と同じ下弦の形であることに気づきました。 考えてみれば、柿の実にも月と同じ方向から太陽の光があたっているので、当然なこ ...
沼田市上古語父の月夜野 (月夜野は月ではなく地形由来の地名 7/8)
沼田市上古語父の月夜野は、沼田市への合併前の白沢村資料が、村史などの情報が少なく、場所の特定に基礎資料の不足から苦労しました。小字地名の地図情報がみつからず、月夜野という名のつく遺跡がある(下の地形図の矢印あたり)ことだけが手がかりでした。 当初は、月 ...
高山村尻高の月夜野 (月夜野は月ではなく地形由来の地名 5/8)
高山村大字尻高の月夜野 高山村尻高に月夜野という小字地名があることは、都丸十九一先生によって特定されていました。しかしもう1ヶ所ある高山村中山の月夜野についての言及はなく、こちらの尻高の月夜野のみが紹介されてます。 それだけに、尻高地区には月夜野庭という ...