「月夜のタヌキ」プロジェクト

物語のいでき始めのおや 〜月夜野アーカイブ〜

「物語のいでき始めのおや」とは、源氏物語のなかにでてくる竹取物語のことを指したことばです。わたしたちは、「月(ツキ)」と「運」だけで勝負できるまち月夜野から、たくさんの物語の生まれるこの地の風土を発見し、また育てていくことを目指しています。 (「みなかみ〈月〉の会」と「月夜のタヌキ会議」による共同ブログです)

2018年01月


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平安のむかし、かぐや姫は地球から遠い月へ帰っていってしまいました。


あれから長い年月が過ぎゆき、かぐや姫も地球の人ではないとはいえ、
もうかなりお年は召されていることと思います。


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かつては美貌を誇ったかぐや姫もさすがに近頃はちょっと太り気味のご様子。

雅びで美しい衣の下は、弛みだした二の腕が気になり、

三段腹も隠しきれなくなりはじめました。

弓張月ともいわれたお尻の張りも、いまや下弦の月。


科学技術が進歩した現代では、
いつ地球人にその姿を見られてしまうかわからないので、
がぐや姫もダイエットの努力を怠ることはできません。


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ところが、無理なダイエットはご禁物。

必ず、リバウンドが起こります。


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数年に一度起こる月食。

いったい誰が月を食べるのかと思ったら、

このかぐや姫が食べているのだということがわかりました。



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過度なダイエットの日々に耐えかねたかぐや姫は、地球年で数年に一度、

断食、絶食の日々に耐えきれなくなってしまい、

自らが住んでいる月に、とうとうかぶりついてしまうのです。


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あっ、
 

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あっ、あっ、
 

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いくらなんでも、これは食べ過ぎ。


 さすがのかぐや姫も思わず血を吐いてしまいました。



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あまりの苦しさにかぐや姫は耐えかねて、

一度食べた月を吐き戻し

もとの姿に戻していったのでした。




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めでたし、めでたし。




 
#‎スーパーブルーブラッドムーン‬
 


春の七草

ごぎょう はこべら すずしろ すずな せり なずな ほとけのざ

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左端にごぎょうをわけ、すずしろ(ダイコン)、すずな(カブ)とおきましたが、
せり、はこべら、なずな、ほとけのざは、これでは区別つきませんね。


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七草粥


正月から2018年最大の満月!

だそうですが、新年早々、今年最大の満月

残念ながら、群馬県北部の空は雲に覆われています。

午後6時半頃、三峰山の上に姿は現しましたが、こんな感じです。

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それでも昨日は太田市まで足を伸ばした帰りに、伊勢崎、前橋を通過するあたりで見事な月を見ることができました。

どこかで車を止めて撮影しようと思いましたが、渋川に来て止めた頃には、もう北部の雲にかかってしまいました。

とりあえず、信号停車時に車内からスマホで急いで撮った写真がかろうじてあります。

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以前、ブログに月夜野から見る月が、なぜ大きく見えるのかということ「月夜野で見る月は、なぜ大きい」を書いたことがありますが、その時の記事のベースは、月が大きく見えることの多くは目の錯覚である旨で書きました。でもこのスーパームーンに限っては、実際に月と地球の距離が短くなっている時のことなので、まぎれもなく大きな月が見える現象です。
その辺の錯覚の場合と実測値の問題も、いつかこのブログにまとめなければなりません。




そんなわけで、今日はちょっと不完全燃焼でしたが、わが家には、年末に田村貞重さんにいただいた最高の玉子を入れた月見そばがあります。

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味では、決してスーパームーンに負けてません。



余談ですが、世間では玉子抜きのそばのことを(「た」ぬきそば)と言いますが、月夜野では玉子の入った月見そばのことを「月夜のたぬきそば」というのだと聞き、実際にそうしたそばが売られていることもどこかに書いた気がしますが、いま検索してみても見つかりませんでした。 

またの宿題ということにさせていただきます。 


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1、阪倉篤義校訂『竹取物語』岩波文庫   月詠庵

2、角川書店編 ビギナーズクラシックス 日本の古典『竹取物語』角川ソフィア文庫 月詠庵

3、川端康成 『現代語訳 竹取物語』 新潮文庫  月詠庵

4、川端康成【現代語訳】・ドナルド・キーン【英訳】・宮田雅之【切り絵】
   『対訳 竹取物語』 講談社インターナショナル    月詠庵

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5、『かぐや姫』 新・講談社の絵本  月詠庵

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6、 原 國人 『物語のいでき始めのおや ー「竹取物語」入門』新典社  月詠庵

7、伊藤清司『かぐや姫の誕生 古代説話の起源』講談社現代新書 月詠庵

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8、梅山秀行『かぐや姫の光と影 物語の初めに隠されたこと』人文書院  月詠庵

9、高橋宣勝『語られざるかぐやひめ 昔話と竹取物語』大修館書店  月詠庵

10、関根賢司『竹取物語論 神話/系譜学』 おうふう  月詠庵


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11、小嶋菜温子『かぐや姫幻想』森話社   月詠庵

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12、保立道久『かぐや姫と王権神話』洋泉社新書

13、関裕二 『古代史で読みとくかぐや姫の謎』祥伝社黄金文庫  月詠庵

14、三橋健 『かぐや姫の罪 誰も知らない「竹取物語」の真実』新人物文庫 月詠庵



  関根賢司『竹取物語論 神話/系譜学』の中で紹介されている「竹取物語」に関する他の研究書
    ・多田一臣『古代文学表現史論』東京大学出版会 定価6720円
     ・古橋信孝編『言葉の古代生活誌』河出書房新社 定価2100円
     ・吉田修作『ことばの呪性と生成 ー混沌からの声ー』おうふう 定価3873円
     ・保坂達雄『神と巫女の古代伝承論』岩田書院 定価15540円
     ・奥津春雄『竹取物語の研究 ー達成と変容ー』
林書房 定価26000円
     ・小嶋菜温子『源氏物語批評』 有精堂 定価9064円
     ・村井 紀 『反折口信夫論』作品社 定価3150円 


14、関根賢司『物語空間 ことばたちの森へ』桜楓社

15、関根賢司『物語史への試み 語り・話型・表現』桜楓社

16、高橋宣勝『語られざるかぐやひめ』大修館書店

17、「國文学」第38巻4号 「竹取物語 フィクションの誕生」學燈社  月詠庵

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竹取物語の作者として名前の上がってる人物(関根賢司『竹取物語論 神話/系譜学』より)

(A)、源順説(小山伯鳳・武田宗俊)
(B)、源融説(五十嵐政雄・吉川理吉)
(C)、遍昭説(岡一男・神田秀夫・鬼束隆昭)
(D)、紀長谷雄説(三谷邦明・三谷栄一)
(E)、反天武帝側の人物、大友皇子の一族かその縁者、僧侶階級か学者(三谷栄一)
(F)、忌部氏(新井義雄)、斎部氏関係の一族(塚原鉄雄)
(G)、漆部のながれをひく人物(阪倉篤義)
(H)、賀茂氏・賀茂峯雄(原国人)
( I )、春澄義縄説
(J )、石ノ上ノ文麻呂説(加藤道夫)
(K)、くらもちの皇子説



 
 

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