「月夜のタヌキ」プロジェクト

物語のいでき始めのおや 〜月夜野タヌキのPON自治共和国〜

「物語のいでき始めのおや」とは、源氏物語のなかで竹取物語のことを指したことばです。この世に「月」と「運」だけで勝負できる自治共和国を建設するために、私たちはたくさんの物語を月夜野の地に生み育てていきます。 ホームページ「月夜野百景」連携ブログ https://www.tsukiyono100.com 

2016年07月

萬 葉 集     月の歌 20選萬葉集の月の歌は170首以上もあります。甲乙つけがたい作品が多く、そのなかから20首を選ぶのはとても無理があるかと思います。また前後の長歌や短歌の流れがないと、意味が伝わらないものも多いものですが、いずれ、文脈などの解説は徐々に ...

万葉集(4) 巻15〜20歌作者出典151ぬばたまの 夜渡る月に あらませば 家なる妹に 逢ひて来ましを万葉 巻15 3671152ひさかたの 月は照りたり 暇(いとま)なく 海人の漁りは 燈し合へりみゆ万葉 巻15 3672153天離(あまざか)る 鄙(ひな)にも月は 照れ ...

万葉集(3) 巻10〜15歌作者出典九月(ながつき)の 有明の月夜 ありつつも 君が来まさば われ恋ひめやも万葉 巻10 秋相聞歌2300しぐれ降る 暁月夜(あかときづくよ) 紐解かず 恋ふらむ君と 居らましものを万葉 巻10 秋相聞歌2306誰が園の 梅の花ぞも  ...

万葉集(2) 巻7〜10歌作者出典霜曇り すとにかあるらむ ひさかたの 夜渡る月の 見えなく思へば万葉 巻7 雑歌1083山の端に いさよふ月を いつとかも 我は待ち居らむ 夜は更けにつつ万葉 巻7 雑歌1084妹があたり 我は袖振らむ 木の間より 出で来る月に ...

万葉集(1) 巻1〜7歌作者出典1熟田津(にきたつ)に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな額田王万葉 巻1 雑歌82わたつみの 豊旗雲に 入日見し 今夜の月夜 さやけかりこそ中大兄万葉 巻1 雑歌153決東(ひむがし)の 野にかぎろひの  ...

なにかにつけて、月夜野との縁をこじつけたい凡河内躬恒。     月夜野にかかわる三十六歌仙の二人 凡河内躬恒と源順「源氏物語」の松風のなかにも登場します。源氏「久方の中に生ひたる(月の中に生い茂っている桂の里)」とお呻りになったとたんに、明石のお住まいか ...

2016年6月の十五夜の日は、18日(月)ですが月齢はまだ13.7。この写真は18日(月)午前0時のもの月齢が15の望月=満月になるのは、翌々日の20日(水)です。(月齢15.7)19日の月齢は14.7なので、15になるのがギリギリ20日に入ってしまいます。したがって十五夜の日からは2 ...

月草(ツユクサ)が文字通り朝露に濡れていました。月草に 衣ぞ染むる 君がため 斑の衣(まだらのごろも)摺(す)らむと思ひて                   作者不詳 巻7‐1255月草に 衣色どり 摺らめども うつろふ色と 言ふが苦しさ           ...

昨日、今日とつかの間の青空が出て、夏が一挙に到来かと思われました。夜からは雨。まだ梅雨は開けていません。でも、庭にはもう萩の花も咲き出しました。  ...

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