いま人間社会では、チャットGPT の日常への浸透スピードが凄い!もう、この勢いは止まらない。
AIやロボット、チャットGPTにどんどん人間の仕事が取って代わられる話もしきり。

でも、ものごとを深く考えることで、これらの技術で取って代わる論理的思考のレベルは、確かに扱う情報量とスピード、処理能力は画期的なものですが、人間の思考ではごく初歩段階のものです。
ただの情報量や論理に依存するレベルは、どんどんAI、#チャットGPT などに置き換えてなんら問題ないと思います。
肝心なのは、①論理では貫けない感情の力、②確率統計をもひっくり返せる意思の力、③人間のコントロールの及ばない圧倒的な偶然性の支配下にある現実、④意識を介在せずに成り立っている生命過程、を前提とした社会一般ではなく、私とあなたの思考と決断、行動と暮らしです。

人間のする仕事が無くなるかの議論がありますが、とんでもないことです。
先の四つの要素から考えれば、人間と自然の生命過程こそが、世界の基本構造なのだから、きちんとした食生活をしようとしたり、子育てや家族との時間を大切にしたり、生命を支える自分の畑を耕したりする生活、それはそれはとても忙しい毎日です。

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食っていくために稼がなければならない仕事から解放されて、生きていくためにしなければならない膨大な生命時間にこそ、手間と労力をつぎ込む人類の本史が、ようやく始まろうとしているのだと思います。
もちろん、その転換は容易いことではありませんが、その努力と苦労こそ人間がやる価値のあること。

生命と向き合うということは、そこにこそより手間暇をかける価値があるということだから、他の領域はどんどんAIやロボットに置き換えられてもなんら問題ない(^^)
人類は、あまりにもしなくても良い仕事に追われ続けて、GDPに換算されない生命の大切な時間を犠牲にし過ぎてきてしまっただけの話。