ヤマヒルの被害地域が拡大し続けています。

ヒルで困っているのは、人間ばかりではなく、われわれタヌキも同じ。
もっぱら被害地域を拡大させている原因は、野生動物の仕業と言われてますが、もともと里で暮らしているわれわれタヌキが山からヒルを運んでいると思われるのは、とんだ濡れ衣です。


実は、そうした濡れ衣を晴らすべく、われわれはヤマビルの商品化を目指して研究を重ねています。

人間は、あの海鼠(ナマコ)さえも食べるくらいだから、きっと蛭(ヒル)であっても食えないことはないだろうと、商品開発チームを立ち上げることとなりました。(ちなみに、われわれタヌキは、気持ち悪くてとても食えない)

もちろん、単純にナマのままのあの姿を普通の人はとても食えないだろうから、さまざまな加工は不可欠です。

でも、漢方では「水蛭」として立派にその効能がうたわれているほどです。


漢方ではヒルド科、ウマビルなどの乾燥生薬を水蛭(スイテツ)といいます。
蛭は取り込んだ血液を体中で新鮮に保ち、自重の10倍も蓄える弾力性があります。
蛭の薬理利用は古く、皮膚に吸い付かせ、溜まった血液を吸わせる瀉血療法、
また飲用としても水蛭に有用成分「ヒルディン」が発見され、血栓の原因となるフィブリノーゲンを溶解し、
血液をサラサラに、血管の弾力性を高めることから、ヨーロッパでは医薬品として認可されています。
インドの伝統医療アーユルヴェーダの神(ダンヴァンタリ)に水蛭が描かれていることも、
重要な位置づけであることを物語ります。


さらに、人それぞれ好みってものもあるだろうから、豊富なラインナップが必要なことと思われます。


さしあたり、

ヤマビルの酢味噌和え

ヒルの塩焼き

ヒルの天ぷら

あたりが初心者には食べやすいところか。


大量生産して市場に流通させる看板商品は、コレ。

ヒルの塩辛試作品
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そして、

ヒルの佃煮

ヒルの甘露煮、

とかにまでラインナップを広げる。



やがて慣れてきたら、

ヒル雑炊

とかががっとかっ込む食事も良い。



ただ、われわれタヌキと人間の味覚はだいぶ違うので、これらの商品化のためには是非とも人間による試食を重ねなければ、ヒット商品には出来ません。



よって、ただ今、これらヒルの加工食品の試食モニターを募集しております。

どうぞ皆さま、ふるってご応募お待ちしております。

開発提携を希望される食品メーカー様もございましたら、お気軽にお声掛けくださいませ。

差し当たりタヌキ界の話なので、保健所から訴えられる心配はありませんw