野田知佑さんが亡くなられた。

昨日、このニュースを知らずに、たまたま野田さんの言ってたことを話題にしていました。

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東京新聞の記事より 
 
日本の高度経済成長が本格化する前から、ユーコン川やモンゴル奥地の川は、なぜか汚れ始めていました。

それは、開高健も同じことを言っていた。 

もちろん、群馬県の山間部へ来ていただければ、澄みきった清流を今でも見ることができます。

でも、川の大小を問わず、かつての河川が上流から下流域、河口まで、どれだけ澄んでいたか、
想像すらつかない人がほとんどなのではないでしょうか。

その頃から貝の味か変わってしまったと感じていた人も多い。

相関関係はわかりませんが、都会、田舎に関わりなく日本中で、タヌキやキツネにだまされる話しが聞かれなくなったのも、ちょうど1965年ころを境にしてのこと。

自然を愛する人たちの気持ちに偽りはありませんが、燻んだ自然であってもそれに触れられるだけで満足できる人があまりにも多くなってしまった。

環境問題は大事だけど、そんな実感を体験していた人たちの感覚が、今の人たちには容易には届かなくなってきてる。

野田知佑さん、享年84歳。
合掌。