お月さんというのは、一人で見ているのはちょっと寂しい。
かといってあまり大勢でも、なかなか気持ちを共有しにくいものです。

月をテーマにした企画を提案する身でありながら、

このあたりはちょっとやっかいなところです。



そんな矛盾を名胡桃城址でのお月見企画では、少しでも解決できたらと思っています。

野外の自然なロケーションのもとで、

音響、照明設備は極力使わずに行います。

華やかなイベントをイメージされてる方の期待にはお応えできないかもしれませんが、

どうぞご理解ください。








       月みればちぢに物こそかなしけれ

          わが身ひとつの秋にはあらねど

                         大江千里 (『古今集』秋上)


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百人一首でおなじみのこの歌

  秋の月を見ていると いろいろととめどなく物ごとが感じられることだ
  秋が来るのは なにも私ひとりだけのためのではないのだが。







イベントのある9月24日(月)に限らず、

行燈の点灯期間、22日(土)〜28日(金)の間

満ちては欠けゆく月をみに名胡桃城址へ、どうぞいらしてみてください。



月夜の夢語り - 手配り用 ウラ